【PCL】VCPKGを使ってPoint Cloud LibraryをVisual Studioにインストール(static編)
以前に「VCPKGを使ってPoint Cloud LibraryをVisual Studioにインストール」の記事を作成しました。
記事の内容がDLLベースとなっていましが、今回staticライブラリを作成する方法を解説します。
前回の記事の時点ではvisual studio2019でしたが、最新であるvisual studio 2022を使います。
visual studioに関しては特にインストール方法に関しての記事は準備していません。
インストールはVCPKGを利用します。そのあたりは以前の記事を参考にして下さい。
インストール先は以下とします。
d:\pcl_static
|— vcpkg
PCL(static版)のインストール
PCLのインストールもPowerShellで行います。
フォルダは移動せず(本例ではd:\pcl_static)下記コマンドを入れて下さい。
vcpkg\vcpkg.exe install pcl:x64-windows-static
Visuallizationのインストール
同様にvisualizaitionをインストールします
vcpkg\vcpkg.exe install pcl[visualization]:x64-windows-static –-recurse
CMake
フォルダ構成
サンプルコード用の フォルダを準備します。
今回はsampleとします。
以下の構成でフォルダを作成します。
DLL版では作成しなかったbuildフォルダも準備して下さい
d:\pcl_static
|— vcpkg
|— sample
|— build
CMakelists.txt
CMake用の設定ファイルです。
main.cpp
ソースファイルです
cmakeの実行
先ほど作成したbuildフォルダに入り、コマンドプロンプトから以下のコマンドを発行して下さい
cmake .. -G “Visual Studio 17 2022" -A x64 -DCMAKE_TOOLCHAIN_FILE=D:/pcl_static/vcpkg/scripts/buildsystems/vcpkg.cmake -DVCPKG_TARGET_TRIPLET=x64-windows-static
ビルド
DLL版と異なりコマンドラインでビルドを行います
cmake –build . –config Debug
または
cmake –build . –config Release
visual studio 2022での確認
buildフォルダにソリューションファイルが出来ているのでこちらを利用してプロジェクトを立ち上げて確認をして下さい
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