運営者情報
Office Chiegraのオーナーtakaです。
Office Chiegraを運営してます。
ちょっと読みにくいのですが「オフィス チエグラ」とお読みください。
「知恵の蔵」=自分が社会人生活で培った知見の提供を目指しています。
管理人について
30年以上、プログラムの開発を行ってきました。
古くはモトローラ系の8bitマイコンの組み込み用アセンブラに始まりC/C++のプログラム開発を行っています。
近年は比較的大規模の製品開発も行っているのでプロジェクトを組んでの開発になり、プロジェクトマネージメントも担当していました。
プロジェクトマネージメントになったタイミングでコードを書かなくなる方も多いのですが、管理人はプレイングマネージャーのスタイルを貫いてきました。
理由として開発現場でコードを書かなくなるとプロジェクトの真の姿が見えにくくなると思うからです。
プログラム開発とは別に新事業開発も行っていました。
ベンチャー立ち上げに加わった経験もあるのでその知見を新事業開発に活かしています。
Career
このように自分で記載してみても、ずいぶん転職したなと思います。
基本的にはどれもスキルアップの為の転職になります。スキルアップが出来るなら複数回の転職も悪くないでしょう。
僕はこれを「転職、わらしべ長者」と読んでいます。
実際僕は、売り上げ規模3000億円くらいの比較的小さな企業から最終的には数兆円の企業に勤務しています。
※企業名や具体的な製品名については伏せてます。
オーディメーカー1
最初に就職した企業です。
配属された部署は、生産技術と言って社内製造ライン用の装置を作る部門。
コンピュータが広まり始めた頃で、社内でもコンピュータによる自動化に取りかかったタイミングでした。
そんなわけで、土台にするプログラム無くすべて0から開発になります。
プログラムを0から作るというスタイルもこの経験から生まれたモノだと思います。
オーディメーカー2
元々、オーディオが好きなことからオーディオメーカー製品に直接関わりたいと転職。
先行開発部門ではDAT,DCCの開発を、量産部門では国内外向けの製品を担当しました。
その中でもDCC開発のこぼれ話を。
DCCは今では幻となってしまった記憶媒体でDigital Compact Casseteの頭文字を取って名付けられました。
名前の通り一般的な(アナログ録音の)Compact Casseteの後継規格として松下電器、フィリップスの共同開発した規格です。
実は同じタイミングでソニーはMDを開発していたため、どちらが主力の規格になるか分からず各オーディをメーカの頭を悩まします。
当時勤めたいたオーディオメーカーも同じ悩みを抱え結局、同時に2種類の製品開発をスタートします。もちろんチームは別です。
管理人はDCCの担当になりプログラム開発を行うのですが、結果はご存じのようにMDの圧勝でDCCは市場から消えてしまいます。
技術的には片面9トラックのヘッドによるデジタル録音。デジタル録音は記録する周波数が高くなるためこのようなマルチトラック化が必要になるのです。
ちなみにDATはヘッドを回転させることでテープとヘッドの相対速度を上げ記録周波数を高めています。VHSなどのビデオテープと同じ仕組みです。
技術的にはこのように高度な仕組みの為、コンピュータも2CPU構成となりCPU間の通信を行いながらコントロールを行っています。
ゲームメーカー
オーディオもやり尽くした感があったので、爆発的に市場が広がっていたゲームメーカーに。
遊技機に組み込まれている液晶部分のプログラムを担当。
通常のゲームと同じように世界観、ストーリー、デザイン、プログラムなどの担当がアサインされます。
プログラムだけでも7~8人ほどのチーム構成で自分はプログラムチームのリーダを行いながら、全体のシステム設計も担当しました。
自動車部品メーカー①
技術バックボーンとなるカーナビを手がけたことが一番の宝物です。
研究開発分門に所属しており、そこではテーマもプロジェクトリーダーが見つける必要があります。
そこで普及し始めたカーナビの研究開発をテーマとしてハード、ソフトの開発に着手しました。
ハードソフトをあわせると計20名ほどの構成になります。
16bit CPUを搭載しプログラムはC言語およびリアルタイムOSを組み込んだ当時としては比較的大規模の開発となっています。
ベンチャー
会社の立ち上げを経験したく産声を上げたばかりの企業に転職。
数名の規模から100名ほどになるまでを経験した。
何よりも大きな財産はベンチャー視点で開発や経営を考えられるようになった点。
良くも悪くも大企業は恵まれています。
電機メーカー
こちらの企業は自社製のカーナビ開発を検討したことからカーナビ開発を指揮できる人物を探していました。
ベンチャーで期待した経験が出来たので、またメーカーに就職し0からチーム作りを行いカーナビ開発を行いました。
自分以外のメンバーがカーナビ初経験の為、教育から始めたことを思い出します。
また立場上、プロジェクトたちあげのタイミングで会社の成果をコミットメントする必要がありとても緊張する開発になりました。
自動車部品メーカー②
カーナビのシステムを一新し0から開発するため、知見を買われて入社。
約束通り全面刷新したシステムを開発、無事リリースすることが出来ました。
その後新事業部門に異動し自動車とは関係無い新規事業の開拓を行います。
自分の経験からベンチャー的な視点で事業立ち上げ行いましたが、大企業での新事業立ち上げはかなり困難です。
新事業分野では技術開発より、ビジネスプランなど技術以外の分野も多かったため、純粋に技術開発が出来る案件に集中することにしました。
それが3DLidarです。3D Lidarをご存じですか?
3D Lidarとは本体から照射したレーザー光の反射時間から周囲の物体までの距離を測定する装置です。
近頃は自動走行する車両などに搭載されていることで認知されるようになりました。
こちらを利用した物体の検出システムの開発を行っています。
研究要素も強いため、研究者として1人でプログラム開発を行っておりすでに15万行を超える規模になっています。
開発環境はVisual Studioで言語はC++です。
※現在は定年退職し子会社でこの技術開発を継続して行っています。
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