【Python】データ型
データ型とは
今まで単純に数値と呼んできましたが、数値には整数や小数などの区別があります。
これらの種類のことをデータ型、または単純に型と言います。
主なデータ型を示します。
型の名称 | 説明 |
int | 整数 |
float | 小数 |
str | 文字列 |
bool | 真偽(True,False) |
整数、小数、文字列は日常で使うのでわかりやすいのですが,真偽は少し解りにくいですね。
変数とデータ型
データ型の話をしましたが、変数の定義では特に意識していなかったと思います。
mikan = 3
print(mikan)
実はPythonでは変数に代入する際に自動で型を定義するため、プログラマーが意識しなくても良いように設計されています。
3は整数なので、変数mikanはint型として定義されます。
mikan = 3.5
print(mikan)
3.5は小数なので、変数mikanはfloat型として定義されます。
同様に
mikan = “みかん"
print(mikan)
今度はmikanはstr型になりました。
型の確認
変数の型が自動的に決定されますが、どの型が定義されているか確認した時もあります。
その際にはtype関数を利用します。
mikan = “みかん"
print(type(mikan))
結果は
<class 'str’>
となります。str型なのが解りました。
input関数の戻り値
前回学習したinput関数についてもう少し詳しく説明します。
例えばみかんを3、りんごを4とすると答えはどうなりましたか?
34と表示されたと思います。
なぜ7では無いかわかりますか?
type関数を使って調べてみましょう。
mikan = input(“みかんの数は?")
print(type(mikan))
このように表示されるはずです
みかんの数は?3
<class 'str’>
ここで解るように変数mikanはstr型となっています。
このためstr型の加算となるため文字列の"34″となった訳です。
input関数の結果はstr型で戻されます。
このように関数の結果は決まった型で返されます。
関数の結果を戻り値と言います。
input関数の戻り値はstr型です。
型変換
pythonでは型は自動で確定されます。
しかし自分で型を変換したいケースも出てきます。
このようなときに便利な関数が型変換関数です。
関数 | 戻り値(型) | 説明 |
int() | int | intに変換する、小数点以下は切り捨て |
float() | float | floatに変換する |
str() | str | strに変換 |
bool() | bool | bool変換 |
具体的な利用例を見てみましょう。先ほどのみかんとりんごの例題を修正します。
結果はこのようになります
みかんの数は?3
りんごの数は?4
みかんとりんごの合計は
7
今度はint型同士の加算なので期待した7が得られました。
型変換失敗例
型変換に失敗するケースもあります。見てみましょう。
例えば"みかん"のような文字は数字には出来ません。
mikan = “みかん"
mikan = int(mikan)
このプログラムを実行するとこのようなエラーになります
お疲れ様でした。
今回はここで終了です。
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